韓国の2大エアラインが衝突し、互いに非を認めない事態に発展している。

事の発端は26日午前8時頃、ソウル近郊の金浦国際空港で発生した。駐機場で待機していた大韓航空KE2725便の尾翼付近に、移動中のアシアナ航空OZ3355便の右翼が接触したのだ。大韓航空とアシアナ航空が衝突するのは初めてとなる。



大韓航空はボーイング777型機で午前9時5分に金浦から関空に向けて出発する予定で、アシアナ航空はエアバスA330型機で午前8時50分に金浦から北京へ飛び立つ予定だった。ともに出発前だったため乗客はおらず、けが人はいなかった。

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(衝突した大韓航空〈左〉とアシアナ航空/YTN)



結局、大韓航空は午後1時半に代替便で飛び立ち、定刻より約4時間半遅い午後3時18分に関空に到着した。アシアナ航空は1時間遅れの午前9時50分に出発し、午後1時54分に北京に降り立った。

今回の原因は何なのか。韓国メディアによると、両者の主張は平行線をたどっている。

一般的に衝突事故が起こるのは、パイロットの過失か、管制塔の指示に問題があったかのどちらかだ。大韓航空は「管制塔の指示で止まっていたのに、アシアナ機がぶつかってきた」と主張し、アシアナ航空は「管制塔の指示通り、駐機場のラインに沿って移動していた」と証言している。双方とも管制塔のミスと言わんばかりである。

アシアナはトルコでも衝突

アシアナ航空は5月13日、トルコ・イスタンブルのアタテュルク国際空港でも、駐機していたターキッシュエアラインズ機の尾翼に衝突。幸いけが人はいなかったが、火災を引き起こした。そのため「またか」との批判は免れない。

ただし、車同士の事故の場合でも、ぶつかった方が一方的に悪いということにはなりにくい。双方がどこまで譲歩できるか、ライバル同士だけに落とし所は難しい。