メキシコのフラッグキャリア、アエロメヒコ航空(Aeroméxico)の旅客機が墜落した。

現場はメキシコ中部のドゥランゴ州(Durango)で、乗客乗員103人(乗客99人、乗員4人)が搭乗。85人が負傷、うち2人が重傷と伝えられているが、アエロメヒコ航空によると、死亡者は確認されていない。乗客49人が病院で手当てを受けた。

※アエロメヒコ航空は第一報で101人と発表したが、103人に訂正した(下記追記を参照)。

墜落したのは、ドゥランゴ発メキシコシティ行きのAM2431便。2008年製造のエンブラエル190型機で運航していた。機内はほぼ満席で、ドゥランゴのヘネラル・グアダルーペ・ビクトリア国際空港(General Guadalupe Victoria International Airport)を離陸直後、事故は起きた。

7月31日午後3時20分(日本時間8月1日午前5時20分)ごろ、空港から約10キロ離れた地点で、轟音に包まれた機材は炎上。空に向かって黒煙が上がった。離陸時の天候は悪く、激しい雨やひょうが降っていたという。乗客は間一髪で脱出した。

アエロメヒコ航空は航空連合「スカイチーム」に所属。日本には2006年11月から乗り入れ、昨年にはJAL(日本航空)との提携を発表した。成田空港とメキシコシティを結ぶ直行便を運航している関係で、日本でもメジャーな存在だ。少なくとも30年以上、死亡事故は起こしていない。

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事故を受け、アエロメヒコ航空は公式ツイッターを更新。スペイン語(@Aeroméxico)と英語(@AeromexicoUSA)で随時情報を伝えている。被害者の家族や友人向けに直通の電話相談窓口(1 866 205 4084)を開設した。

悲劇がまた繰り返された。今は、事故に巻き込まれた方の一人でも多くの無事を祈りたい。

【1日午後3時追記】
アエロメヒコ航空のアンドレス・コネサ(Andres Conesa)グループCEO(最高経営責任者)が現地時間の31日夜、記者会見し「私たちの心は被害者やその家族とともにある。彼らを支えるために全力を尽くす」と謝罪した。

機内には大人88人、子供9人、幼児2人、乗務員4人(パイロット2人、客室乗務員2人)が乗り込んでいた。事故を起こしたエンブラエル190型機は08年に製造され、「XA-GAL」として登録。14年からアエロメヒコ航空の運航機材に加わった。コネサ氏は女子ゴルフの元世界女王、ロレーナ・オチョア氏と2009年に結婚したことでも知られる。

全員が命を取り留めたのは、奇跡としか言いようがない。即座に脱出を選んだ乗務員や乗客の機転と勇気ある行動が、九死に一生の結果をもたらした。

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