天草エアライン機が伊丹空港を離陸する際、管制許可を得ないまま、走行していたことが明らかになった。

IMG_0508

トラブルが起きたのは、12日の伊丹発天草行きMZ802便。プロペラ機(48席のATR42-600型機)に乗客乗員48人が乗り込んでいたが、離陸時に機長が勘違いし、管制官が指示した停止位置で止まらなかった。

天草エアラインは熊本空港到着後、安全確認のため、機長と副操縦士を乗務停止とした。けが人はいなかったが、代替の乗務員を手配できなず、12日から欠航が多発している。

16便+2便が欠航

IMG_0501

12日…予約人数133人
熊本→天草(MZ202便)48人
天草→福岡(MZ105便)37人
福岡→天草(MZ106便)48人

13日…予約人数281人
天草→福岡(MZ101便)45人
福岡→天草(MZ102便)48人
天草→熊本(MZ201便)44人
熊本→伊丹(MZ801便)43人
伊丹→熊本(MZ802便)48人

14日…予約人数69人
天草→福岡(MZ107便)34人
福岡→天草(MZ108便)35人

3日間で計12便483人に影響した。16日、17日もMZ107便、MZ108便は欠航扱いとし、今回のトラブルによる総欠航数は計16便となる。天草エアラインは上記以外に12日のMZ107便、MZ108便の欠航を事前に発表しており、それも含めると18便だ。

予約客へは、チャーターバスなどの代替え輸送を案内する。天草エアラインは「お客様には多大なるご迷惑をおかけしていたしまして誠に申し訳ありません。再発防止に向けて社内対策を図り、今後も更なる安全運航に努めてまいります」とのコメントを発表した。

天草エアラインはイルカの顔を描いた「みぞか号」1機のみでやり繰りしてきた。重整備中は長期運休が避けられなかったが、6月からJAL(日本航空)グループの日本エアコミューター(JAC)と連携し、同型のATR42-600型機を借りて運航できるようになった。

これにより、機材面での運休は少なくなる見通しだが、人員不足はどうしようもない。今回のトラブルは、地方エアラインの悩ましい側面を映し出している。


※今回と同様のトラブル