中国南方航空傘下の厦門航空(Xiamen Airlines)が17日未明、フィリピン着陸後にオーバーランし、滑走路を外れた。この滑走路が閉鎖されたあおりを受け、フィリピン航空やLCC(格安航空会社)のセブ・パシフィック航空はマニラ発日本行きを次々と欠航。JAL(日本航空)のマニラ発便も大幅に遅れ、日本にも大きく影響が広がった。

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オーバランしたのは、厦門発マニラ行きのMF8667便。マニラの空の玄関口、ニノイ・アキノ国際空港(Ninoy Aquino International)に17日午前0時ごろ(日本時間午前1時ごろ)に着陸した。当時、激しい雨が降っており、厦門航空は1度着陸をやり直し、2度目のトライで滑走路を外れてぬかるんだ草地に突っ込んだ。


同便はボーイング737-800型機で運航し、165人(乗客157人、乗員8人)が乗り込んでいた。全員が緊急脱出し、けが人はいなかったが、このトラブルの影響で、空港は国際線用のメイン滑走路を長時間にわたり閉鎖。多くの航空会社が、欠航や大幅遅延、ルート変更を強いられた。

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フィリピン航空は17日午後のマニラ発成田行きPR432便、関空行きPR408便、中部(セントレア)行きPR438便を相次いで欠航。セブ・パシフィック航空は17日正午マニラ発成田行きの5J5055便の運航をキャンセルした。JAL(日本航空)のマニラ発着便も大幅に遅延している。

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ニノイ・アキノ国際空港が公開した動画によると、厦門航空はかなり派手にぬかるみに突っ込んだことが分かる。機体の損傷は激しく、かなり大掛かりな撤去作業となった(参考動画)。翌18日にも影響が残り、マニラ発便の運航ダイヤは引き続き大きく乱れた

1機のトラブルが国境を越えて大きく広がる。避けようもないのが怖いところだ。

【2018/08/20追記】
事故が過失かどうか判断するため、フィリピンの航空当局は、オーバーランを引き起こした厦門航空のパイロットの出国を禁じ、調査に乗り出した。

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