2019年春、ANA(全日本空輸)が成田ーホノルル線に投入する総2階建てのエアバスA380型機。その1機目が、フランスのエアバス工場をロールアウトした。

A380-ANA
(最終組み立て工場を出たANAのA380型機。尾翼にANAのブルーの文字が見える)

エアバスはエミレーツ航空をはじめ、世界14の航空会社にA380型機を229機納めている。しかし、日本の航空会社ではANAが初。かつてはスカイマークが国際線参入をにらんで発注したが頓挫し、多額の解約違約金を抱え込んで経営破綻につながった経緯がある。

ANAは2016年にA380型機を3機発注。愛称は「空飛ぶウミガメ」を意味する「FLYING HONU」で、それぞれにハワイの空や海、夕陽をイメージしたラッピングを施す。

機内は全520席で、ドア付きの個室ファーストクラスを8席、ビジネスクラスを56席、プレミアムエコノミークラスを73席、エコノミークラス383席を用意する。エコノミークラスでは3〜4席をまとめてベッドのように使えるカウチシートを国内の航空会社で初めて導入し、「ANA COUCHii」の名前で売り出す。

初号機は、仏トゥールーズにあるエアバスの最終組み立て工場を出て、数週間以内に初の試験飛行に臨む。その後は客室の内装工事や塗装を行うため、独ハンブルクのエアバス工場に移送される。エアバスによると、初号機は2019年初頭にANAに納入される予定だ。

ようやく姿を現してきた超大型機。日本でのお披露目が待ち遠しい。

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