来年春、成田—ホノルル線でデビューするANA(全日本空輸)のエアバスA380型機が17日、仏トゥールーズの最終組み立て工場から独ハンブルク工場へ初飛行を成功させた。
A380型機は総2階建てで世界最大の旅客機と評される。エアバスはエミレーツ航空など世界14社に229機を納めてきたが、日本の航空会社ではANAが初めて。ANAは「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU」と名付け、計3機を発注。それぞれ色違いのラッピングを施し、成田—ホノルル線に投入する。
3機のうち最初の1機が、今回初めて空を飛んだ。座席数は520席で、ドア付きのファーストクラスを8席備える。ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席で、エコノミークラス(383席)では3〜4席をまとめてベッドのように使えるカウチシート「ANA COUCHii」を初めて導入する。
ハンブルクではこうした客室設備を取り付けた上で外装を塗装。来年早々にANAに納入される予定だ。待望のデビューへ、また一歩近づいた。
▪️関連記事:
「来春、ホノルルへ投入。ANAのA380初号機がロールアウト、19年初頭に受領へ」(2018年8月31日公開)
「ANA初の海外空港ラウンジ、来春ホノルルにオープン!就航会社で最大の規模に」(2018年6月1日公開)
「来春デビュー!ANA成田—ホノルル線の2階建機は520席、ファーストクラス付きに」(2018年4月26日公開)
コメント