今月4日の台風21号による浸水被害で機能停止に追い込まれ、21日に通常運航に戻った関西空港。訪日外国人客(インバウンド客)の復活に向け、ANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)が21日、ともに運賃の値下げを発表した。

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観光庁とJNTO(日本政府観光局)の「関西インバウンド観光リバイバルプラン」に賛同して実施。

ANAは中国路線を割引

ANAグループは、関空発着中国路線(香港含む)で割引運賃を追加設定。国内線ではインバウンド客向け運賃「ANA Discover JAPAN Fare」を関空発着分を最大で半額値下げする。

割引運賃となる路線は、
▼北京—関空(1日1往復)
▼大連—関空(1日1往復)
▼青島—関空(1日1往復)
▼上海—関空(1日2往復)
▼杭州—関空(1日1往復)
▼香港—関空(1日1往復)

販売は9月27日〜10月24日。割引期間は10月4日~10月31日で、運賃例は以下の通り。
北京—関空:1680元
香港—関空:1960香港ドル
燃油サーチャージ、空港施設使用料は別途必要。10月28日~31日の香港—関空線は運休となる。

一方、ANA Discover JAPAN Fareの値下げ路線は
▼関空—新千歳(1日4往復)
▼関空—沖縄(1日4往復)
▼関空—石垣(1日1往復)
▼関空—宮古(1日1往復)

9月27日〜10月27日発券分までで、搭乗は10月26日以降が対象。運賃例は以下の通り。いずれも税込みで片道当たり(空港施設使用料は含まない)。
▼関空→新千歳:1万800円~→5400円~
▼関空→沖縄、石垣、宮古:1万800円~→8640円~

関西空港が安全なこと、関西エリアの魅力をPRするべく、中国現地での情報発信を強化する。

JALは最大3割引き

JALは「関西支援パッケージ」としてキャンペーンを展開する。

上海、台北、バンコク、ロサンゼルス発関空行きを対象に通常よりも最大3割程度運賃を割り引く。各国の認可取得後、10月31日まで順次発売する。出発日は10月1日~12月15日。

インバウンド客向け日本国内線運賃「Japan Explorer Pass」も大阪(伊丹・関西)と南紀白浜発着路線に限り、期間限定で値下げ。羽田や成田空港から入国した外国人客の来訪を促す。

発売期間は9月28日~12月12日。出発72時間前まで購入できる。搭乗期間は10月1日~12月15日で運賃例は以下の通り。
▼羽田—伊丹、関空、南紀白浜:7560円→5400円へ値下げ
▼伊丹、関空—札幌(新千歳):1万800円→7560円へ値下げ

「2019日本香港観光年」も見据え、香港発伊丹行きの臨時代替便を運航。往路は10月17日未明香港発(同日朝伊丹着)、復路は10月21日夕刻伊丹発(同日夜香港着)となる。

JALのインバウンド客向けのWebサイト「Guide to Japan」「Explore Japan」では、関西の魅力を発信し、安心して旅行できることを伝える。JALグループの海外支店とJNTOの現地事務所が連携し、関西方面への送客につながる宣伝・プロモーションを展開していく。

北海道胆振(いぶり)東部地震でも21日、ANA、JALは相次いで支援策を発表した。北海道と関西、1日も早い復興へ向け、日本の翼とともにできる限りの手を差し伸べたい。

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