台風21号で浸水した関西空港で11日未明、第1ターミナル1階南側にある手荷物の取り扱いシステムが復旧した。9月4日の被災から1カ月と1週間。これにより、関空の旅客施設機能は完全に回復し、平時に戻った。

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(国際線の発着が幻に終わった伊丹空港=7月撮影)

一方で伊丹空港、神戸空港への発着便の移管も終了。結局、受け入れたのは伊丹40便、神戸4便の計44便で、いずれも国内線。両空港から国際線が飛び立つことはなかった。

JALの伊丹—香港線は幻に

伊丹空港では1994年の関空開港に伴い、国際線の定期便を廃止した。台風被害による特例で、JAL(日本航空)が10月17日と21日に伊丹空港発着で香港線を飛ばす予定だったが、これも関空発着に変更される。つまり、24年ぶりの国際線乗り入れは幻に終わった。

国際線は税関や出入国、検疫施設を備えなければならず、すぐに受け入れとはいかない。台風で海上空港である関空の弱点が浮き彫りになったが、伊丹空港は騒音問題でこれ以上発着枠を増やすのは難しい。有事に備えて神戸空港に国際線が乗り入れられるよう機能拡充を図るのは、検討に値するアイデアだ。

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