次世代通信規格「5G(ファイブジー)」を航空サービスに活用する実証実験に、JAL(日本航空)とKDDI、KDDI総合研究所が乗り出した。今年開設した「JAL Innovation Lab」(東京・品川区)内に、5Gの通信環境を備えた空港施設を再現し、5日から13日まで実験を繰り返した。

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(5Gの特徴を示した図)

5Gは、現在主流の4Gの約100倍の高速・大容量に加え、1000分の1秒とほぼリアルタイムに近い低遅延、100万台の端末と同時接続できる多接続が特徴の超ハイスペックな超高精細な映像配信や自動運転、遠隔地を結ぶ医療などへの応用が期待されている。来年夏にもプレサービスが始まる見通しで、通信各社がさまざまな企業と連携して新サービスの開発を競っている。

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JAL Innovation Labで実施したのは、 5G専用端末を使った「タッチレス搭乗ゲート」だ。スマートフォンの専用アプリで事前チェックインすると、搭乗ゲートに設置した5G受信機器が自動で素早く情報を検知・認証し、カバンからスマホを取り出さず、スムーズにゲートを通過できる「スマートゲート」だ。

また、ラウンジなど特定エリアを想定し、VRなど高精細な5Gのコンテンツを配信。スマホなどの携帯端末から今いる位置情報を5Gで把握し、ゲートまでの道順や搭乗予定時刻の案内を送る実験も実施した。

5Gは世の中を劇的に変えるポテンシャルを秘めた通信技術だが、あまりに高スペックすぎて5Gならではのサービスがまだ創り出せていない。自動運転はもちろん、タッチレス搭乗や道案内だけにとどまらず、うまく使えば、航空サービスもまだまだ大きく進化する。

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