スカイマークの米国人男性機長(49)が14日、乗務前のアルコール検査で陽性反応が出た。続く詳細検査に時間を要したため、急きょ機長を交代。羽田発新千歳行きBC705便は午前8時40分の出発が20分余り遅れた。

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スカイマークによると、機長は午前7時50分ごろに簡易検査を受けて陽性だった。詳細検査に移ったが、機長だけでなく他の乗務員も含めて検査機器を扱えず、アルコール濃度が出なかったという。

結局、検査は午前9時37分に行われた。社内規定では呼気1リットルにつき0.15ミリグラムのアルコールが検出されると乗務できないが、0.10ミリグラムにとどまったという。

スカイマークは乗務開始前12時間以内の飲酒を社内規定で禁じている。機長は前日に500ミリリットル缶ビールを7本飲んだ一方、飲酒は午後3時から7時までだったと話しており、社内規定には反していない。

しかし、前日に大量のアルコールを摂取したのは事実で酌量の余地はない。検査機器の扱いに不慣れだったのも乗客の命を守る立場としては疑問だ。もし、すぐに詳細検査が行われていたならば、基準値を上回っていたかもしれない。

このところ、支店長やパイロット、客室乗務員とANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)で次々と飲酒問題が発覚している。定時性の高さで信頼を取り戻したスカイマークまで飲酒トラブルを起こしたのをみると、日本の航空業界の闇は深いと感じる。