羽田空港第2ターミナルの拡張工事が今月6日からいよいよ始まる。工期は2020年の2月末まで。完成すれば、現在は国内線として使われている第2ターミナルに国際線も乗り入れるようになる。

首都圏の空港の機能強化を目指し、羽田空港は2020 年までに 空港処理能力を約 3.9 万回拡大する取り組みが進められている。

工事マップ

拡張工事はこの一環で、上記のように第2ターミナルの南側を増築し、地上5階、地下1階建ての建物を建設。入出国管理、税関、検疫の各施設や免税店をはじめ、チェックインカウンター、手荷物受取場などが新設され、2020年3月のオープンを見込む。

「スポット」とは、航空機が駐機する場所を指す。今回の拡張工事により、2スポットを国際線専用のスポットとして整備。5スポットは国内線と国際線の共用とする。


国際線ターミナルは「第3ターミナル」に

現在の羽田空港は、国内線が第1、第2ターミナルを、国際線は国際線ターミナルとなっており、国内線はそれぞれ
【第1ターミナル】
JAL(日本航空)・JTA(日本トランスオーシャン航空)・SKY(スカイマーク)・SFJ(スターフライヤー/北九州行き)

【第2ターミナル】
ANA(全日空)・ADO(エア・ドゥ)・SNA(シラシド エア)・SFJ(スターフライヤー/福岡・山口宇部・関西行き)

とJAL、ANAを中心に2分されている。

羽田空港の第2ターミナルを拡張後は、第2ターミナルに国内線と国際線の双方が乗り入れ、国際線ターミナルは第3ターミナルと名前が変わる。普通に考えると、第2ターミナルの国際線はANAになりそうだ。



完成イメージ図もわずかながら、公開されてきている。

増築部の出発ロビー

こちらが増築部分の出国ロビー。なかなか開放感のあるつくりになっている。

増築部の外観

そしてこちらが増築部分の外観である。工事対象となる面積は既存建物の改修部分も合わせて計8万8200平方メートルに上る。


16年の旅客は8000万人を突破

羽田空港の年間利用旅客数は16年に初めて8000万人を突破した。正確には8012万1680人と世界でも5
位に入る規模だが、その内訳は国内線6493万5063人に対して、国際線は1518万6617人と圧倒的に少ない。足元ではシンガポールのチャンギ国際空港がターミナルの拡張で猛烈に追い上げようとしている(以前の参考記事を参照)。

羽田空港はなんといっても都心に近いメリットがあり、まだまだ伸びしろはあるように思う。もともと正式名称は、東京国際空港。ターミナルの拡張で海外路線が大幅に増えれば、名実ともに国際空港としてのステータスが高まり、「弾丸フライヤー」たちにとってさらに使い勝手のいい空港になる。

【2018/08/30追記】
羽田空港の17年の旅客数は8500万人を突破し、世界4位に浮上。羽田空港直結の羽田エクセルホテル東急はリニューアル工事を進めている。
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