佐賀に来たのにはワケがある。

以前に妻が、「行った場所をヴィジュアル化できるおすすめ無料ツール3選」で書いた通り、日本全国で唯一行ったことがない県が佐賀だったからだ。ちなみに私は佐賀を加えてもなお、まだ何県か踏破していない県がある。

佐賀空港(九州佐賀国際空港)に降り立ち、まず出迎えてくれたのは



SAGA NICE DAY!の顔出しパネル。
このおじさんのキャラクターは、佐賀県観光連盟の「壺侍」。
ぴょこぴゃこ動くちょんまげと、有田焼の壺がチャームポイントで、どがんしたと?と声を掛けて回るゆるキャラ?だ。
公式ツイッターを見ると、「〜なのじゃ」が口癖のよう。



顔出しパネルの横には、佐賀の地図とともに、パンフレットがずらりと並んでいた。

辺りを見渡すと、


タイガーエア台湾の就航を祝う垂れ幕も

佐賀空港は
国内線がANA(全日本空輸)と春秋航空日本(スプリングジャパン)

国際線はLCC(格安航空会社)のみで、
春秋航空が上海線を月、水、土曜の週3便
ティーウェイ航空がソウル(仁川)線を毎日1便
飛ばしている。

これにLCCのタイガーエア台湾が加わった。6月から佐賀〜台北(桃園)のチャーター便を月、木曜の週2便開設し、8月に週4便に増便。年内に定期便化する見通しだ。

実際にティーウェイ航空も今年5月からデイリー運航となったばかりで、LCC(格安航空会社)のフライト数が増えている。空港の利用者数は昨年度、66万2472人と過去最高に!今年は国際線の便数増加が貢献し、これを上回るペースで増加しており、県はプロジェクトチームを結成して「70万人突破」を目指し、気勢を上げている。

24時間1000円、乗り捨ても無料

このように空港内をざっくり眺めて向かったのは、レンタカーカウンターだ。


実は佐賀空港では、佐賀空港に到着した搭乗券を見せると、なんと最初の24時間までは1000円でレンタカーが利用できるのである!(来年3月31日までのキャンペーン価格)

1人の場合は1台2000円だが、2人で利用するとこれが1000円になるのだ。1000円は1000cc〜1300ccのコンパクトクラス限定で、以下の営業所であれば乗り捨て料もかからない。しかも、レンタカー会社を問わず、佐賀空港に拠点を置く全レンタカー会社が対象で、

乗り捨て料無料の営業所も、
■佐賀空港を含む佐賀県内
■福岡県南西部(大牟田市、柳川市、久留米市)
■熊本県北部(玉名市)
とかなり広範囲だ。

ただし、乗り捨て場所が多いのは、トヨタレンタリースとニッポンレンタカーである。

妻は迷わず、ニッポンレンタカーのカウンターへ。午後2時半に予約したはずなのに、なぜか話が噛み合わない。帰りは新鳥栖駅前で乗り捨てることにした。博多駅まですぐに出れるからだ。

貸し傘は在庫切れとのことで大雨の中、足早に駐車場へと急ぐ。フィットが用意されていた。傷のチェックも営業所側が先に済ませたとのことで、目視による確認はなし。出発してほどなく、なぜか妻の携帯に電話がかかってきた。

電話の主はトヨタレンタリース。「今、出てしまったんですが」と妻。どうやら、トヨタで予約していたのに、ニッポンレンタカーのカウンターに行ってしまったよう。どこで借りても同じ値段だったため、そのまま旅を続けることになった。

国道沿いの飾らない佐賀ラーメン

目指すは嬉野温泉である。しばらく車を走らせても、店は1軒も見えてこない。まだお昼を食べていなかったため、まずは佐賀市内に向かった。



佐賀ラーメンの幸陽閣へ。佐賀中心部から少し離れた国道沿いに店はある。

テーブルにメニューはなく、壁にある。



ラーメンと卵入りラーメンのみという潔さ!

それもそれぞれ570円と620円と安い。
せっかくなので1品ずつ頼むことにした。



こちらが通常のラーメン。薄めに切ったチャーシューと刻みネギ、佐賀ならではのノリ。



スープはがっつりとした豚骨ベースだが、コクととろみがあって癖になる。思ったよりもしつこくなく、レンゲで何度もすくっては、ずずっと飲んだ。

細麺とチャーシューには濃厚スープがしっかりと絡み、箸が進む。


卵入りラーメンは、ラーメンの中央に卵が乗っている。混ぜると、まろやかな味わいになった。



この店のテーブルには焼肉用のロースターが備えられている。しかし、使うことはない。メニューにないからだ。以前に一時期だけ焼肉を提供していた名残だという。

床と垂直になるほど腰が曲がったおかみさんの接客も温かみがあって、感激した。外は土砂降りだが、心温まる一杯。佐賀に来たら、ぜひ味わってみてほしい。

【店舗概要】
幸陽閣
〒840-0031
佐賀県佐賀市下田町 3-31
TEL:0952-24-5084
営業時間:11:00〜20:00(月曜定休)