米国の投資会社777パートナーズが8日、米国初の長距離LCC(格安航空会社)として「ワールド・エアウェイズ(World Airways)」の運航を再開させる方針を示した。

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マイアミに本拠地を置き、マイアミ、ロサンゼルスをハブ空港とし、ボーイング787ドリームライナーで、アジアやラテンアメリカへの就航を目指す。ボーイング社とは最大10機の787を発注する交渉を進めているという。

ワールド・エアウェイズは1948年に創業。ベトナム戦争や湾岸戦争で多くの軍事輸送を手がけた。チャーター便や定期便も運航し、60年代から70年代にかけて、貨客両用型のボーイング727-100C型機を日本航空にリースしていたこともある。

しかし、定期便では82年にボストンのローガン空港で大破事故を起こすなど、集客に苦戦。燃料費の高騰などもあり、親会社のグローバル・アビエーション・ホールディングスがチャプター11(米連邦破産法第11条、※)を申請し、2014年3月から運航を停止していた。


米国では多くの航空会社がチャプター11を申し立て、経営破綻と再生を繰り返してきた。しかし、軍事輸送からLCCという大幅なモデルチェンジは極めて珍しい。うまく再生できるだろうか。