スマートフォンやタブレットを機内で使うのはNG―—。ネット社会にあって、そんな厳格な方針を貫いてきた中国の航空会社が一転、使用解禁で足並みをそろえることになった。

許可されたのは、携帯電話やスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、電子書籍リーダーなど持ち運びできる「ポータブル電子機器」(PED)。

これまではたとえ機内モードにしていても、機内で使うことは一切認められなかった。例えば、窓外の風景や機内食を写真に収めたい場合も原則としてデジタルカメラなどで撮影するしかなかったのである。

主要エアラインが軒並み解禁

ところが、中国東方航空(China Eastern Airlines)と海南航空(Hainan Airlines)が1月18日にPEDの使用を解禁。翌19日に中国南方航空(China Southern Airlines)、21日に中国国際航空(Air China)、24日には春秋航空(Spring Airlines)が続いた。これにより、中国の主要航空会社でスマホやタブレットを使える環境が整った。

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(中国語東方航空のポスター)

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(スマホ解禁当日の中国東方航空の微博より)

ただし、機内で通話することはできない。飛行中は機内モードにしたうえで、離着陸の前後は、イヤホンを装着したり、充電したりすることはできない。つまり、機内モードに類する機能がない電子機器は使用できないことになる。

各航空会社は、機内Wi-Fi(ワイファイ)サービスにも力を入れる計画で、すでに一部の便では導入済。ポータブル電子機器の使用解禁はすなわち、機内で気兼ねなくインターネットが楽しめるようになることを意味する。

ようやく中国の航空会社で安心してスマホを利用できるようになった。あとは機内Wi-Fiの導入機が拡大すると、空の旅が一気に快適になりそうだ。

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