17年度(16年4月〜17年3月)に仙台空港を利用した旅客数が、1940年の開港以来最多を更新した。

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(仙台空港の旅客数推移)

震災年度から86%増

運営する仙台国際空港株式会社が発表した。速報値によると、前年度比8.7%増の343万8630人となり、東日本大震災で落ち込んだ11年度(184万5963人)の1.86倍にまでV字回復。仙台空港は16年7月1日に国管理空港として初めて民営化し、2年目で結果を出した。

利用客数の内訳は、国内線が前年度比7.5%増の315万8243人、国際線が24.4%増の28万387人だった。

仙台空港では昨年7月1日、スカイマークの神戸線が1日2便で再開。同年9月24日にはLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが1日1便で新千歳線を開設し、仙台空港を拠点化。ピーチは翌9月25日に台北線にも週4便で参入した。こうした新規路線の開設が大きく搭乗客数を押し上げた形だ。

18年度は369万人目標

今月20日にはフジドリームエアラインズが仙台—出雲線を1日1便で開設し、さらなる旅客の上積みを目指す。今秋にはLCC利用者向けの搭乗施設「ピア棟」が完成する見通しで、仙台国際空港は今年度の目標を369万人に設定した。

サポーターズクラブを設立

さらなる利用拡大に向け、仙台商工会議所などでつくる仙台空港国際化利用促進協議会と連携し、サポーターズクラブも設立。企業向けにさまざまな特典を用意し、当面は200社の会員獲得を狙う。

サポーターズクラブの入会金、年会費は無料。空港内の一部店舗で3000円以上購入した場合に10%引となる他、繁忙期を除いて駐車場の利用が半額になる。また、シャワー室を無料で利用できる(タオルレンタルは有料)。仙台空港のお得情報も定期的に配信する。

仙台空港の利用者は大部分が国内線。東北の玄関口として国際線はまだまだ伸ばす余地がありそうだ。

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