アルジェリアで11日、軍関係者とその家族らを乗せたロシア製イリューシン(Ilyushin)76型輸送機が離陸後間もなく墜落し、少なくとも257人が死亡した。

北アフリカで起きた墜落事故では過去最悪で、乗員15人、乗客283人の計298人が犠牲になった2014年のマレーシア航空17便撃墜事件以来の死者数となった。

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墜落したのは、首都アルジェから30キロ離れたブファリック(Boufarik)。軍用機はブファリク空軍基地からティンドゥフ(Tindouf)に向かう予定だった。ティンドゥフはアルジェリアの南西部にあり、モロッコや西サハラとの国境近くにある。

ポリサリオ戦線のメンバーも

犠牲者になったのは、乗組員10人と搭乗員247人。モロッコのメディアによると、西サハラで実効支配するモロッコからの独立を目指すポリサリオ戦線(Polisario Front)のメンバー30人も含まれていた。


イリューシン76型輸送機はこれまでにもたびたび事故が伝えられてきた。直近では16年7月、北東シベリアのバイカル湖周辺で森林火災の消火活動に当たっていたさなかに墜落。乗員10人全員が死亡した。

2009年9月には、イラン空軍が戦闘機と衝突して墜落。乗員7人全員が息を引き取った。

原因は調査中だが、250人以上もの尊い命が奪われたのは悲劇というほかない。安全運航に勝るものはない。