ベトナムのLCC(格安航空会社)ベトジェットエア(VietJet Air)が満を持して日本市場に参入する。6月24日から関空—ハノイ線を毎日1便運航する予定だ。

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7日付で国土交通省が認可した。ベトジェットエアはチャーター便で日本に乗り入れた実績はあるが、定期路線は初めて。180席のエアバスA320型機で就航する。

ベトジェットエアは昨年7月、JAL(日本航空)と包括的業務提携を結ぶことで合意。相互にコードシェア(共同運航)やマイレージの連携に乗り出す計画がある。

ベトナム航空をしのぐ勢い

ベトジェットエアは2007年7月に設立。初就航は11年12月である。エアバスA320型機とエアバスA321型機を計60機保有し、東南アジア各地に乗り入れている。ベトナムの民間航空では最大手で資本金は4兆5134億ドン(約216億円)。急成長を続け、ベトナム国内線では国営のベトナム航空のシェアを凌駕した。

女性社長のグエン・ティ・フオン・タオ氏(Nguyen Thi Phuong Thao)ベトナムの複合企業ソビコ・ホールディングス(Sovico Holdings)の創業会長でもあり、今や世界の富豪ランキングにも顔を出す。





機内でビキニショーをたびたび催すなど、お色気路線のプロモーションでも話題を集めた。



今年1月にはアジアサッカー連盟(AFC)のU-23選手権で大健闘の準優勝を飾ったベトナム代表チームを、客室乗務員がビキニ姿で出迎え(動画上)、非難を浴びた。良くも悪くも大いに目立つ航空会社だ。

ベトジェットエアは昨年、日本地区総代理店(GSA)にエア・システムを選び、路線開設の準備を進めていた。関空—ハノイ線には、 ベトナム航空が毎日1便、LCCのジェットスター・パシフィック航空(Jetstar Pacific Airlines)が昨年9月から週4便で運航している。

空白地だった日本参入を弾みにベトジェットエアはさらなる日本路線の開設に意欲的で、ベトナム航空との競合は必至。ベトナム航空に出資するANA(全日本空輸)と、ベトジェットエアと手を組むJALの場外戦にもつながりそうだ。

【2018/05/31追記】
就航準備に時間がかかり、関空—ハノイ線の就航は11月8日に延期された。
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