「日本一小さな航空会社」天草エアラインが、JAL(日本航空)グループの日本エアコミューター(JAC、鹿児島県霧島市)から機材を借り受けて運航を始めた。

天草エアラインが保有するのは仏ATR社製のプロペラ機「ATR42-600型機」1機のみ。飛行5000時間ごとの重整備期間中は、全便運休とせざるを得なかった。JACから同型機を借り受けることで、運休を回避できる。

25日までJACからリース


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(天草空港に到着したJACのATR42-600型機)

今月1日〜25日までの25日間、JACのATR42-600型機を天草エアラインとJACの「共通事業機」として運用する。期間中に計250便運航する予定だ。

同型機を保有する縁で、両社は2015年度から協力関係を築いてきた。これまで共通事業機の運用はJALグループ内に限られていたが、整備管理業をJACに委託することで、初めて機材を融通できるようになった。

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初便となった1日の天草発福岡行きには、31人が乗り込んだ。天草空港のロビーでは記念セレモニーが行われ、天草エアラインの吉村孝司社長、JACの加藤洋樹社長ら関係者がテープカットで出発を祝った。

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初便の搭乗者には、ボールペンなどの記念品が贈られた。

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期間中は、天草エアラインの顔である「みぞか号」のイルカのシールを機体の出入り口付近に添付する。

JALの鶴マークとJACのハイビスカス、そして天草エアラインのイルカが一つになり、天草と各地を結ぶ。重整備中だけの貴重な瞬間である。

【2018/07/01追記】
天草エアラインは共通事業機による運航を7月6日までの36日間に延長した。さらに8月1日〜3日もJACの共通事業機でフライトする。同機は落雷被害のため6月29日の午後便から7月2日まで全便が欠航となるが、今後も出番が増えるかもしれない。

【2018/07/06追記】
天草エアラインは共通事業機の運航を7月13日までに再延長した。8月1日〜3日の予定は変わらない。


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